アーキテクチャと機能
TrueOffice コンセプトを実現する、
進化するアーキテクチャとその機能
クラウドと PC を高度に融合し、
TrueOffice コンセプトを支える進化するアーキテクチャ
これまで誰も成し得なかった、クラウドと PC の高度な融合。
双方のデータを一貫して完全にコントロールすることでそれぞれのポテンシャルを最大限に発揮します。
複数の観点からデータ漏洩を防止すると同時にユーザー利便性向上などの機能拡張が可能な、
止まらぬ進化を誇るアーキテクチャです。
- すべてのユーザーデータはローカルディスク上の安全なデータ保管領域 LeanContainer™ (リーンコンテナー)に強制集約され、危険な形でディスク上に蓄積することはありません。コンテナー内のデータはセキュリティとパフォーマンスのバランスが最適となるよう保持期間がコントロールされ、不要なものは削除されます。ユーザーデータ以外のアプリケーションや OS は通常の PC と同様ローカルディスクに格納されています。
- デスクトップやドキュメントなどのユーザーデータは自動的にクラウドストレージに転送保存されます。 TrueOffice の世界ではクラウドストレージ上のデータがマスターデータとなり、 PC 上の LeanContainer 内データは一時的なキャッシュとして扱われます。
- クラウドストレージへのアクセスは標準アプリケーションではなく公式 API を通じて行われ、 PC は15年以上の経験と知識によって磨かれた高度なソフトウェアによって OS レベルで制御されます。クラウドと PC 双方の完全なコントロールによって、厳密かつ柔軟なデータコントロールを必要とする TrueOffice コンセプトを忠実に実現することに成功しています。
クラウド時代のリモートワークを支える、
データの保護と活用
現代の働き方にはセキュリティと生産性の良質なバランスが求められています。
TrueOffice はそのコンセプトとアーキテクチャによってデータセキュリティと
ユーザー生産性を極めて高い次元で両立させ、 PC 環境を次のレベルに引き上げます。
ここでは TrueOffice の各機能を個別にご案内します。
端末データガード
STAY LEAN® - PC 上のデータをコントロールし、危険な形で蓄積・分散させない
PC 上に蓄積された大量のデータは、紛失盗難だけでなく、あらゆる情報漏洩リスクを増大させる原因となります。
ユーザーの利便性を損なわずにリスクを極限まで低減するため、今必要なキャッシュ以外は自動的に削除し、キャッシュ保持量を最小限に維持します。
誰もがイメージしやすい事故の代表格がPCの盗難紛失です。 PC 本体を失う物的損害はもちろんですが、その中に蓄積していた組織所有データの重要度と量によっては、極めて大きな損害につながってしまう可能性があります。
データが漏洩したと認定されるタイミングはケースバイケースですが、日本の場合は社会通念上「漏洩の可能性がある」時点で大きな責任が問われる傾向にあります。関係各所への謝罪・賠償・特別問い合わせ窓口対応や、信用の低下による顧客離れといった影響を免れません。
また、 PC を利用しているユーザーの数と、それぞれの PC 内に蓄積されるデータ量に比例して組織としてのリスクは増大していきます。
大容量のデータをいつでもどこでも自由に扱うクラウド時代のリモートワークは、これまでにないほどデータのコントロールを必要としているのです。
TrueOffice は独自の STAY LEAN® という標語を掲げ、常に PC 内のデータ量を最小最適(リーン)に保ち、盗難紛失からデータ漏洩リスクを極限まで抑えることを提案しています。
組織データは自動的にクラウドストレージにのみ集約保存され、 PC はその利活用のための端末という位置付けになります。
これは画面転送型シンクライアントや、シャットダウン時にデータをすべて削除するだけのツールと異なり、ユーザーの利便性・生産性とデータセキュリティ・ガバナンスを最大限に高くバランスした Eugrid 独自の手法です。
マルウェアデータガード
ランサムウェア等の不審な操作によるデータ流出を水際で防ぐ
ランサムウェアに代表される PC 上のデータファイルをターゲットとするマルウェアは、通常のアプリケーションとは異なるファイル操作を行います。
そのような不審なファイル操作を感知し、コントロールすることで水際でのデータ漏洩防止力を向上させます。
PC の盗難紛失だけがデータ漏洩の原因ではありません。詐取したデータの削除や公開を楯に、身代金を要求するランサムウェアが特に猛威を振るっており、その損害の大きさから PC の盗難紛失以上に注目されています。
マルウェア対策は、アンチウイルスや EDR の導入が基本となりますが、 TrueOffice はそれらに加えてユニークなアーキテクチャの利点を活かし、独自の立場で防衛力を増強します。クラウドストレージから PC 内のディスクまで、一貫した監視と精密コントロールが可能なアーキテクチャが、通常は発生しないような連続的なデータアクセス等を検知します。不審なファイルアクセスをリアルタイムに停止させることで、漏洩や紛失のリスクを水際で低減することが期待されます。
また、 PC 上にデータが蓄積されていればいるほどマルウェアの攻撃対象が多いということであり、影響範囲とダメージレベルはデータ量に比例して増大します。 TrueOffice は STAY LEAN® によって常に蓄積データを最小最適化することで、アンチウイルスや EDR のような事後対応ではなく、攻撃対象データを減らすことで影響とダメージを低減するという、ユニークな防衛思想を実現しています。
※すべてのマルウェア活動の防止が保証されるわけではありません。
誤操作ガード
誤操作による意図しないデータ流出を未然に防ぐ
クラウドストレージは単なるデータの保管先ではなく、共有やワークフローといった機能によりITの基盤になりつつあります。
強力な機能がゆえに、ユーザーのふとした誤操作が大きな漏洩事故につながる可能性があります。このような誤操作を検知し、未然に事故を防ぎます。
クラウドストレージやそれと連携するクラウドサービスの本格的な普及により、組織データは記録の保存だけではなく、活きた情報として社内外の枠を超えて活発に利用されるようになっています。ユーザーがデータを扱うための大きな力を得た一方で、意図しない操作による損害もまた比例して大きくなり、ちょっとしたミスが取返しのつかない結果をもたらす可能性が高まっています。
TrueOffice は、クラウドストレージのデータを PC 上でより安全に活用することを目的として常にファイルの操作を監視し、何か損害につながるようなケースを検知した場合は介入して警告を発します。これにより重大な結果をもたらす可能性のある誤操作を未然に防ぎ、事故の確率を低減します。クラウド時代のリモートワークでは、データの活用と保護の高いバランスが必要です。
※すべてのユーザー誤操作の防止が保証されるわけではありません。
TrueOffice の約束
特定の課題のみを解決する製品・サービスは「ツール」であり、ソリューションとは呼べません。
真のソリューションであるためには、その問題領域全体のプロフェッショナルとしての視野に基づき、
表出している課題だけでなく、お客様が通常は気が付かない隠れた評価軸をも自ら提起してリードする義務があります。
新しい時代の PC 環境にふさわしいソリューションとして広く永くご愛用いただくため、
TrueOffice は下記の評価軸を高いレベルで満たすことを、お客様との約束として大切に扱っています。
パフォーマンス・使いやすさ
PC が本来そなえている機能・パフォーマンスを可能な限り阻害・低下させることなく、ユーザーの使いやすさを重視します。セキュリティを理由に生産性を落とす必要はありません。
互換性
既に利用している各種システムの動作を阻害することなく、これまでと同等の PC 環境を維持できるよう他システムとの高い互換性が意識されています。
新しい環境のための犠牲は必要ありません。
安定性・コンサルティングサポート
ユーザー業務に可能な限り影響が及ばないよう、 PC 環境の高い安定性が意識されています。新たな問題が発生した際には、導入前検証コンサルティングの段階からお客様のゴールと環境を知り尽くした、仲間とも言えるスペシャリストが迅速なサポートで早期の解決を図ります。
正しく動き続けることに価値があります。
管理性・トータルコスト
ソリューション導入が極端な管理性悪化やトータルコスト増を招かないよう、システム全体をシンプルに維持し、各種管理性が可能な限り良好となるよう意識されています。
導入時や導入後の極端な負荷増加を心配する必要はありません。
ビジョン・将来性
その時点でのみ有効な単一課題解決ツールではなく、長く掲げることのできるビジョンを持ち、その時代の技術と要求に合わせて進化することで常に良質なベネフィットを提供します。
お客様と共に進化しつづけることこそが TrueOffice 最大の特徴です。